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晴間 厚吉さん ・・・平成18年9月16日・・・(前編)

初挑戦!!「チヌのかかり釣り」
 
私は、昨年の11月に釣りを始めました。
それ以前は、全く竿を持ったこともなく、「釣り=浮き」のイメージだけで、同僚にあれこれ聞き、神戸港に何度か足を運び、浮き釣りをしました。

今回の同行者(神戸バッタ会の)勝見氏に、「かかり釣り」の話を聞き、「短い竿に小さいおもりとハリだけ」のシンプルな仕掛けで釣るらしく、《浮き無しで釣る?あたりはわかるの???》、全く想像できません!
《これは、1度やってみたい》と思い、連れて行ってと頼むと快く承諾してくれました。

釣行が近づくと、勝見氏が『説明、面倒くさいから、これ見とき!!』と「チヌのかかり釣り」のビデオを放り投げた。
その日から、毎晩借りたビデオを見ながら勉強!のつもりが ・ ・ ・、よく寝れました。

釣行日が近づくにつれて、なんと台風が、向きを変えて、こっちにやってきそうな気配 ・ ・ ・
勝見氏に『頼むから、堂の浦行きをキャンセルしてくれ!』と突然言われ、私が、『何で?』と聞きかえすと、勝見氏は、『キャンセルしてくれたら、台風が中国の方に逸れるから』と言った。
私は、『違う、違う、違う、関係ないでしょ。』
さらに、勝見氏は、『みんなから聞いてるよ、「晴間は、嵐を呼ぶ!」って、雨間荒吉君!』と言った。
確かに、釣りに行って、着いたら雨が降ってきたことが1、2回、いや3回、4回、5回位はあったかな?(^_^;)
 
遂に、釣行前日、仕事が早く終わった私は餌の買い出しを頼まれ、エサ屋に向かいました。
頼まれたエサは、しらさエビ・アミエビのレンガ・沖アミのレンガ・生ミックでした。
店に着いた私は、エビブククーラーを店の人に渡し、「しらさエビ」を注文。(OK!)
アミエビと沖アミのレンガを冷凍庫から《たぶんこれだろう》と取り出し、店の人に『あみエビと沖アミってこれですか?』と確認した。
店の人は『そう、そう』と答えてくれた。(OK!)
ここまではスムーズに ・ ・ ・、あとは生ミックだが、実は、生ミックがどういう物か、何に使うのか、知ず、ダンゴに混ぜる物だと思っていた。
私が『生ミックはどれですか?』と尋ねると、店の人に『おもり?』と聞き返された。
《はぁ?おもり?何が?違う、違う、違う、おもりではない!》(?_?)
店の人が聞き違えたのか?私が聞き違えたのか?わけがわからない。《どうしよう ・ ・》と焦ってきた。
私が『いや、あの、生ミック。多分、集魚材だと思うんですけどね』と言い直すと、店の人は『集魚材はソコ』と冷たく指をさした。

そこには、いろいろな集魚材が積まれているが、全く見あたらない。
店の人は忙しそうで、それ以上相手にしてくれない。またまた焦ってきた。仕方なく(神戸バッタ会の会長)山下氏に電話を入れた。
私:『生ミックが見あたらへん。』
会長の山下氏:『店の人に聞いたらわかるで。』
私:『店の人、忙しそうで相手にしてくれへん。』
私:『集魚材のところを探しているけど無い。』
会長の山下氏:『集魚材?違うでぇ、冷凍庫に入ってないか?』
私:『はぁ?集魚材ちゃうの??冷凍庫???』
訳がわからなくなっているところに、手が空いたのか、店の人がやってきて、電話中の私に話しかけてきた。さらに、訳がわからなくなっている時に、店の人が『生ミックってこれですけどねぇ』と笑いながら出してきた。
確かに生ミックって書いてある。訳がわからなかったが、何とかエサは揃ったみたいなので会社に戻った。やっと終わった。(^_^)v
 
ところが、無事に戻ってきたと思ったら、会長の山下氏から新たな指令?が『ごめん、仕事がまだ終わらんから、豆腐屋に行っておからを貰ってきて!』、《おから?何で??》と思いながら、豆腐屋の場所を聞き、また会社を出た。
《「一難去ってまた一難」とは、こういう状態のことか》と思った。(T_T)
豆腐屋に到着した私は『すみません、おからを貰いに着たんですけど』と言うと、おじさんは『そこに置いてあるから持っていって』と指をさした。
プラスチックの容器に入っていたおからを持っていったビニール袋に詰め替えようと、おからに手を入れると、絞りたてだった様で熱くてやけどしそうになった。
そんな私を見て、『これ使い』と柄のとれた鍋を貸してくれた。
結構な量を詰め替えたが《はて?どのくらい、いるのかな?》と考えていると、おじさんは『今日は引き取り業者を断ったから、全部持って帰ってや』っと、あっさり一言。
私は『えっ?全部? ・ ・ ・ 、はい』(@_@)と答えた。
2枚重ねにした(ゴミバケツ用の)ビニール袋に詰めていたが、これ以上詰めると持てないので、別のビニール袋を取り出し、またまた、ぎっしりと詰めて会社に戻った。

会社で、会長の山下氏と熱いおからに、コーン・さなぎ・その他もろもろを、汗だくになりながら混ぜて、集魚材完成!
同僚がその横を通りすがりに『釣り行くの?こんなにも撒き餌いるの?』と聞いてきた。
会長の山下氏は『こっちにも、もう1袋あるよ!全部撒いてやる!!』!(^_^)!とやる気満々、釣りではなくエサ撒きに行く様な言い方でした。
同僚は言葉を無くし立ち去った。
やっと、集魚材を作り終えて、明日の準備?(食事、風呂、仮眠)の為一時帰宅
 
釣行日、勝見氏を迎えに行くのが2時、起きたのが2時前、《しまった!初めて連れて行って貰うのにいきなり遅刻!!!》(>_<)
大急ぎで自宅を出て勝見氏に連絡!
勝見氏は『まだ、時間はあるから大丈夫!ゆっくりでいいから急いで来て!!』《どっちやねん!》と言いたかったが、遅刻したのは私なので何も言えない。

勝見氏を乗せ、無事に待ち合わせ場所に到着!会長の山下氏と合流して荷物を積みかえて出発!!あら、雨がぽつぽつと ・ ・ ・淡路島を通過して徳島県に入った頃に雨が強くなり、細川渡船に到着したときには、大雨になっていました。

ここまで来て、《大丈夫なのだろうか?釣りは出来るのかな?》と心配になりました。
この雨の中、他にも大勢の釣り客が来ていたので少し安心した。
雨の中、荷物を車から降ろし、勝見氏が『この船!この船!』といって勝手に乗り込み、会長の山下氏と荷物を船に積み始めた。
《船頭さんが来てないでぇ?勝手に乗ってええの?荷物も適当にそこら辺に積んでいるけど大丈夫?》と思いながら、荷物の積み込みを手伝った。
他の釣り客も荷物を積み始めた。《こうゆうものなんだ》と勝手に納得。
そうこうしてる内に高橋船頭さんの登場!!《すごい迫力、じゃあなく貫禄やなぁ》
 
いよいよ出船、《船酔いせんかなぁ?短時間やから大丈夫か!》と思っていたが、船酔いどころか、すごく気持ちが良かった!!!(^_^)v
よ〜く見ると、どこかで見た景色 ・ ・ ・、ビデオと一緒や!!
最初に着いたところが小舟の横、そこで2人が降りた。次も小舟で2人が降りた。
その次に着いたところが屋根の着いたイカダの横、勝見氏が『降りるで!』と言った。
《船頭さんが「勝見さんどうぞ」と言ったわけでもないのに、なんで順番がわかるの?》と思いながらイカダに移った。
少しの間?訳が分からず、ぼーとしていると、勝見氏が『早く、ダンゴを作り!!』と言いながら、泥遊び?をしていた。
会長の山下氏は、すでに泥遊びを終え、ハンドボール大のダンゴを海に投入している。
訳が分からぬまま勝見氏のまねをして泥遊び開始!
ダンゴを作り終え、4、5個のダンゴを海に投入、その後、1時間ほど待つらしい。
待ってる間に、仕掛け作り、なぜか竿を2本準備、1本目の竿にリールを取り付けガイドに糸を通しハリを結ぶ《これが、なかなか思うようにはいかない》
最後におもりをつけて完成!
勝見氏は、すでに2本を作り終えていた。会長の山下氏はルアーで釣りを始めている。もちろん、竿の準備は終わっていた。《何で、釣り始めてるの?1時間ほど待つんと違うん???》
 
約1時間後、やっと、釣り開始!!!!!
ハリにエサをつけ、ダンゴの中に入れて、海に投入、ダンゴが底に到着、・ ・ ・ ・ ・、何の反応もない。
会長の山下氏と勝見氏は、どうやら、ダンゴからエサを抜き流している。
私もダンゴからエサを抜こうとするがなかなか抜けない。
何とか抜き流してみるがやはり反応はない。
エサが着いているか確認のためハリを回収しようとリールを巻いていると糸がぷるぷると振るえた。あげてみると鯵が ・ ・ ・ ・ ・。
気を取り直して、再びエサをつけてダンゴを投入、・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・、やはり反応がない。時間だけが過ぎていく ・ ・ ・

そこに、高橋船頭さんが登場!集魚材とお弁当を持ってきてくれたらしい。
船頭さんとバッタ会会長の山下氏、バッタ会勝見氏が楽しそうに会話をしているが、私はそこに入っていけずひたすら釣りをしていた。
突然、船頭さんに、『チヌ釣りは初めてか?』と声を掛けられた。
私は緊張しながら、『あっ、はい』と答えた。
船頭さんは、『教えたろか?釣らしてあげるでぇ〜!』と優しく言ってくれたが、私はどうして良いのかわからずうろたえていると、
会長の山下氏と勝見氏が、『良かったなぁ〜、船頭さんは忙しいからこんな事滅多にないでぇ〜特に土日は、教えて貰い!』と言った。
釣行前に勝見氏から『高橋船頭さんは何人かの名人を育てた。』と聞いていたので、すごく嬉しい事なのですが、《何も知らない、すごく鈍くさい私が、そんな大先生に、直に教えて貰っていいのか?》と言うためらいと、《この後どうなるのか?》と言う不安がいっぱいで、私は固まってしまった。

しばらくして、船頭さんは、船に乗って立ち去っていった。私は、緊張の糸が解け脱力。
勝見氏が『船頭さんが、カセにダンゴを撒きにいったでぇ〜、準備しときやぁ〜、雨間君』と言った。《違う、違う、違う、晴間ですけど》と落ち着いている状況ではなく、『えっ?マジで?!』と再びパニックに陥る。
見ると、船頭さんが誰もいない小舟で何かをしているようだった。《あの小舟のことをカセと呼ぶのか、どうやら本当のようだ、どうしたら良いの?》、またまた、緊張 ・ ・ ・

暫くして船頭さんが戻ってきて、また会長の山下氏、勝見氏と話をしている。
私は、とりあえず釣りを続けていたが、全然、集中出来ず、耳はダンボ状態、自分で何をしているかわかっていない状況でした。
暫くすると船頭さんに『晴間さん、いきましょか?』と声を掛けられ、私は『えっ?あっ、はい』と答えたが、何をどうすれば良いのかわからず、ただうろうろするだけでした。
勝見氏が『早く、荷物を船に積み込んで!』と言ったので、私は『何を積めば良いの?』と聞き返した。
勝見氏が『何をって、とりあえず、竿、エサ、ダンゴ、クーラーくらいかな、おもりとハリはこれを持って行き!』と言ったので、言われるままに荷物を船に積み、船に移った。
船がカセと呼ばれる小舟に向かった。
 
カセに着くと高橋船頭大先生は、エサの付け方、おもりの打つ位置、ダンゴの握り方、ダンゴの落とし方、リールの使い方、竿の扱い方、注意点など一通り説明してくれました。
まず、高橋船頭大先生が説明付きでお手本を見せてくれました。
ダンゴを落とすと、ダンゴが底に着く前に早くもボラあたりがあった。すでにボラが集まってきている。
ダンゴが底に着き、ダンゴが割れてもボラあたりが続く、『これはボラ、これもボラ、ボラ、ボラ ・ ・ ・、今のはチヌやな!』と言った後、竿の穂先が、ほんの少しクッと曲がった瞬間に高橋船頭大先生が腕を高く上げた。
竿の穂先がグィーッと曲がっている。リールを巻き上げるときの注意点などの説明をしながら、いとも簡単に1匹釣り上げた。
計っていたわけではないのではっきりとはわからないが、ダンゴが手を離れてから30秒も経っていなかったと思う。さすが、高橋船頭大先生!
再びダンゴを落とす。『ボラ、ボラ、ボラ ・ ・ ・、今の怪しいな、チヌやろ!』と同時に、またもや高橋船頭大先生が腕を高く上げた。速攻で1匹追加!!あまりにも簡単に釣り上げるので、私でも釣れそうな気がしてきた。
 
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