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晴間 厚吉さん ・・・平成18年9月16日・・・(後編)

とりあえず、今までのことを思い出しながら、再開した。
ダンゴを落とし、自分なりに、アタリのタイミングを計り、竿を上げた。《むっ、この感触!間違いない!確実に!ボラ!!!またかいなぁ〜。》(>_<)
またもや、無駄な体力を使ってしまった。体力回復の為、ちょっと一息。
空を見ると、《あれ?いつの間にか、雨止んでる!それどころか、殆ど雲が無く、晴れてる!台風の影響か、風は強いけど。》
よ〜く思い出して見ると、カセに来た時には、既に止んでた様な気がしてきた。《あれ?これだけ晴れてるのに、合羽着たままや。》
合羽を脱ごうとしたが、見ると泥だらけ。《合羽を脱いだら、今度は、服も泥だらけになるし、このままでも、いいか?》と脱ぐのをやめた。
体力が少し回復したので再び再開、でも、釣れるのは、当然ボラ!!!(>_<)《やっぱり、高橋船頭大先生が、居てくれないと、お手上げ状態やなぁ〜》(T_T;)
今度は、ちょっと、状況を変える為に、エサをオキアミに替えることにした。でも、剥き身は高度なテクニック?が必要なので、剥かずにそのまま、付けることにした。
後で聞いた話ですが、殻を付けていると、食べた後に殻を吐き出す事も有るみたいで、その時に、一緒にハリも吐いてしまうらしいけど、剥き身の場合、殻を吐き出す必要が無いので、ハリも吐きにくいらしい。《自分で、釣りにくい状態に、していたのかな?》
ダンゴを落とし、ダンゴが割れ、エサを流していくが、潮が右に流れ、速度が速いので、穂先が竿に隠れてしまっているのと、風が強くて、常に震えている状態で、アタリが、全くわからなくなってきた。《穂先が見えないと、釣りにならない。どうしよう?》
そこで、竿の穂先を下にして垂直に構えてみると、少しマシになり、何とか見えるようになったので、続けることにした。
今度は、穂先に全神経を集中《ちょっと、大げさ?》してみると、ボラのアタリが何となくわかったような気がして、かわすようにすると、ボラは釣れなくなりました。《ちょっとは、進歩したかな?》
それでも、やっぱり、チヌは釣れません。
何回か素バリを引いて、鯵が掛かってくるだけです。いつの間にか、ハリを回収するたびに、素バリに掛かってくる鯵を期待して、リールをゆっくり巻くようになっていた。
何度か繰り返していると、たまに、チャリコが掛かってきた。チャリコは、エサを食べると、そのまま走るのか、掛かるとクィ〜ッと結構大きく穂先が曲がるので、アタリはわかりやすいが、合わせるとやたらと軽い。殆ど感触がない。合わせた瞬間に《これは、チャリコやなぁ〜》っと思い、上げてみると予想通り。
そのうち、チャリコのアタリではない微妙なアタリ?があったので、合わせて見ると、《お〜っ!これは、ボラではない!チャリコでもない!もっ、もしかして、チヌ?》っと、期待を膨らませ上げると、チヌが上がってきた。《やったー!チヌが釣れたー!!》(☆_☆)v
気を良くして、もう一度挑戦してみると、なんと!またまた、チヌが釣れました!!!《ひょっとして、アタリを見切った?》でも、後で考えると、どんなアタリがあったかは、全く覚えていない。

ふと、時計を見ると2時半を回っていた。そういえば、昼ご飯まだ食べてない。お弁当が傷んでしまうので、食べることにした。
食べ終わり、気分良く釣りを再開!ダンゴを落とすと、《ん?あれ?なんで?》
全く、アタリが無い!ボラが居ない!ダンゴが割れない!《しまった!!!お弁当を食べている時に、ダンゴを落として無いので、ダンゴがきれて、魚がみんな、何処かへ行ってしまったみたい!やっちゃった!》(>_<)
慌てて、4・5個のダンゴを、まとめて落とすが、手遅れみたい。《やっぱり、魚が寄って来るまで、1時間くらい掛かるのかな?》
その後、何回も、エサをダンゴに入れて落とすが、一向に魚が寄って来ない。時計を見ると、3時回っていた。《時間が無いやん!今日は、もう、終わりかも?》思いながらも、続けていたが、やはり、アタリは無い。
3時半頃に、勝見氏から電話が有り『4時に船が迎えに来るから、そろそろ片づけや〜』、私は、まだ、続けていたので『はい、は〜い』と適当に答えて電話を切った。《やっぱり、あかんかったか?》と、糸を巻き上げた。
いざ、片づけようとすると、何を、どうすれば、いいのかわからず、急いで、勝見氏に電話を掛け直した。『片づけるって、エサは?ダンゴは?魚は?どうしたらいいの???』と聞くと、『エサとダンゴは捨てたらいい、魚はタモですくって、クーラーに入れたらいいけど、面倒くさかったら、桶に入れとき!』と答えてくれた。
ダンゴを海にぶちまけ、生ミックもついでに放り投げ、魚を桶に移し始めた。ちょっと、焦っていたので、なかなかすくえない。
半分ぐらい、移したところで、《ん?この音は、何?》、音のする方を向くと、迎えの船が、すぐそこまで来ている。《え〜〜〜っ?もう、来ちゃった?どうしよう??》
焦りながら、必死で魚を移すが、焦れば焦る程すくえない、半べそ状態です。(T_T;)
着いた船を見ると、会長の山下氏も勝見氏も乗って居ない。《一人で片づけないといけない!周りの注目を浴びている。どうしよう?早くしないと ・ ・ ・、みなさん、鈍くさくて、ごめんなさい。》m(_ _)m
焦りながらも何とか、桶に移し、片づいていない荷物を手当たり次第に船に移していった。他の釣り人の方々が手伝ってくれて、何とか船に移った。《ありがとう、ございました。》
船に乗ってから、竿や小物を片づけていた。船は、岸に向かった走っていった。《あれ?会長の山下氏と勝見氏は?》
岸に着いた時には、《終わった!》と放心状態。全員が船を降りていった。私一人だけ、呆然としていた。暫くして、我に返り、慌てて荷物を降ろした。

岸に上がると、会長の山下氏が寄って来て、『どう?釣れた?』と聞いてきたので、魚を入れた桶を指さした。
それを見て、『結構、釣れてるやん。負けたんちゃうか?』と言っていた。《そんな訳ないやん。それに、高橋船頭大先生が釣った魚も入ってるし》
勝見氏が、『すごいなぁ〜、こんな白波が立ってる状態で釣ったんやからなぁ』と言ったので、『高橋船頭大先生は、「今日は入れ食い状態や!」って言ってたでぇ〜』と言うと、『海の中はな、確かに今年、何回か来た中で一番状態が良かったよ。でも、波の状態は良くなかったで。』と言ってくれた。《すごく嬉しかったけど、ヨイショかな?素直に喜んでいいのかな?》
そんな会話をしていると、高橋船頭大先生が近づいて来て、『どうやった?』と、声を掛けられ、『あの後、なんとか2匹釣れました。』と、答えると、『良かったなぁ〜』と、言ってくれたので、『ありがとう、ございました。』と、お礼を言った。
その後、全部の魚を地面にぶちまけて、釣果の写真を撮り、会長の山下氏と私が、釣った中で一番大きいチヌを持っているところを、一人ずつ順番に撮ってくれました。勝見氏は、なぜか、顔の横でチヌではなく、ハゲを持っているところを撮って貰ってました。
高橋船頭大先生は、台風に備えて、イカダのテントを回収する為に、卓丸に乗って、海に出て行きました。
会長の山下氏が、『鯵は頂きー!』と言って鯵を集め、次に『あと、真鯛とチヌは3匹くらいあったらええわ。』と言って、ビニール袋に入れていました。
勝見氏は、『うちは、ハゲだけでいいし!晴間君、お土産がいっぱい出来て良かったな〜』と言って、ハゲを2匹取りました。《えっ?これ全部?私が持って帰るの?》、まだ、チヌだけでも20匹以上、チャリコ5匹くらい、ハゼもいる、鯵も残ってる。
私が、『こんなに持って帰っても、全部は捌ききれない!無理!!』って言うと、勝見氏が、『しゃぁないなぁ〜、腑だけは出したるから、鱗は家に帰ってから、自分で取りやぁ〜!』と言って、会長の山下氏と勝見氏が、腑を出してくれているので、私は、桶に海水を汲み魚を洗った。
釣りに来た帰りは、なぜか、徳島ラーメンを食べてから帰るらしいが、どうやら、高橋船頭大先生おすすめの「らーめん屋」らしい。

細川渡船を出発。勝見氏が、『終わってからすぐに、船頭さんが、テントをしまいにいったから、ゆっくり話できんかったけど、晴間君は、番号を教えたるから、挨拶の電話入れとき!』と言ったので、電話を掛け挨拶とお礼を言ったが、緊張して、まともな言葉が出てこない。《ちゃんと、伝わったかなぁ〜?》
ラーメン屋に到着。中に入って会長の山下氏や勝見氏が「肉大」とか「肉中」と言うものを頼んでいる。《肉大って何?量はどれくらい入っているのかな?》などと思いながら、無難に「肉中」を頼んだ。
お店の人と、会長の山下氏と勝見氏が、釣りの話で盛り上がっている。《この人達、何処に行っても、常連さんみたい。顔広いなぁ〜。》
ここでも、話の中に入っていけず、一人取り残された。話を聞いていてわかったことは、ボラって旨いらしい。《今度来た時は、1匹だけお持ち帰りしよかな?》
注文していた「肉中」が運ばれてきた。チャーシューの細切れみたいなのがラーメンの中に混ぜてある。食べてみると、味は、まさしく「チャーシュー麺」!勝見氏に『これって、チャーシュー麺?』って聞くと、『違う、違う、肉そば!』と言われた。でも、おいしかったです。
ラーメンを食べ終わり店を出る時に、勝見氏が何か持っている。『それは、何?』と聞くと、『お持ち帰りのラーメン』と答えた。『えっ?お持ち帰り?そんなん出来るの?聞いてないよ〜!』って言うと、『聞かんからや!』と一言。《そんな裏技があるんや》
ラーメン屋を出発して、まもなくすると、後ろの方からイビキが聞こえてきた。勝見氏が爆睡中!いつものことらしい。
高速道路に乗り、鳴門大橋を渡り、今度は、淡路のサービスエリアに入っていった。《トイレ休憩?それとも、会長の山下氏が『眠たい。眠たい。』とかいいながら運転していたので、気分転換?》
車を止めると、勝見氏が『さ〜ぁ、着いた、着いた。』と起きてきた。どうやら、これも、いつものことらしい。お父さん達だけ楽しんだので、償いのつもりか家庭サービス用にシュークリームを買って帰るらしいので、私も同じように買った。
淡路のサービスエリアを出発。明石海峡大橋を渡り、神戸へ。
会社に到着。荷物を積み替え、ここで、会長の山下氏と別れた。勝見氏を乗せて会社を出発。途中で勝見氏を降ろして、帰宅。

やっと帰ってきたが、魚を処理しないといけない。でも、体はクタクタ、頭はフラフラ、目が勝手に閉じてくる。《もうだめ、限界!》(*_*)
とりあえず、クーラーに追加の氷を放り込み、少し寝ることにした。(z_z)Zz・.

少しのつもりが、起きたら朝9時半になっていた。急いで、鱗取りを始めた。
鱗を取っていると、周りに飛び散り、嫁さんに叱られるので、まな板の周りを新聞紙で囲って飛び散るのを防ぎながら、やっていた。が、なかなかはかどらない。
そこで、息子に手伝って貰い、鱗取りの終わった魚を、ラップにくるんで冷凍庫に入れて貰った。でも、何匹か入れると、『もう、入らへんで!』と言ってきた。『まだまだ、残ってるから、もっと整理して入れや。』と言うと、片づけ始めた。
2時間後くらいたった時点で、腰が痛くなり立ってられない。ちょっと休憩と思い横になると、またもや、睡魔が襲ってきた。《あかん、起き上がれない。》30分経ったら起こしてくれるように頼んで、30分だけ寝た。(z_z)Zz・.
息子に起こして貰い、鱗取りを再開。暫くしてまた、息子が『もう無理!入らへん!』と言った。冷凍庫を見ると保冷剤が入っていたので、『保冷剤を出したら、もう少し入るやろ。』と言うと、冷凍庫に入っている物を全て出し、食品と魚を詰め直していた。
やっと、チヌが終わり、今度はチャリコの鱗を取り始めた。3匹目位になると、身がプヨプヨしていて、張りがない。時間が掛かりすぎて傷んでしまったみたい。(T_T;)
何度か、氷を追加しながらやっていたので、魚自体は良く冷えているが、感触がおかしい。仕方無く、何匹かは、鱗と一緒に捨てちゃいました。《お魚さん、ごめんなさい。》m(_ _)m
すべて終わったのが、午後3時を過ぎてました。《釣りは楽しいが、捌くのは大変!!》


今回、高橋船頭大先生には、忙しい中、大変お世話になりました。
これだけ、楽しく釣りをさせて頂けたのも高橋船頭大先生の御陰です。本当に、有難う御座いました。m(_ _)m
また今度、行った時も、空いた時間に、教えて頂ければ嬉しいのですが、ちょっと、欲張りすぎ?

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