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久保 尚義さん ・・・平成16年8月22日・・・

 8月22日 日曜日 (小潮) 曇りのち雨
 
 堂の浦のカセに魅了され 通い始めて4年目、今年は例年に勝る好釣果が続いている。
車に道具を積み込み加古川を朝3時半、鳴門へ向けいざ出陣!
「やっと釣り行ける」 はやる気持ちを押さえるがアクセルを踏む足に力が入る。
今日は釣友3人での釣行。途中の岡豊でエサを買い、4時45分にいつもお世話になっている細川渡船の駐車場に到着した。
周りを見ると船着場はチヌ釣りの他、サヨリ釣り、サビキ釣り、浮き釣りとかいろいろな釣り人で賑わっている。

 早速1番船に乗り込み5時すぎに出港、いつものように高橋さんおまかせです。
私と北氏は二人で4号カセに、もう一人は9号カセに乗せて貰った。
最近は釣り大会とかいろいろ有って釣友と同じカセに乗るのは久しぶりだ!
カセに乗るとジャンケンで釣り座を決め、僕が高島向き、北氏が島田島向きに背中合わせで座った。
 
 5時15分、団子作りに入る。 
お互い自作の集魚材で「自己満足」魚の寄りとかボラの活性とかも楽しみの1つになっている。
備え付けの山土に乾燥さなぎを混ぜ朝一なので自作ブレンド「クボキュー」をたっぷり入れる。少し大きめの団子にして5〜6個作り竿下へ潮の流れを見ながら朝の撒き餌投入完了。後はゆっくりと時間を掛けて道具をセットし、ブレックファースト。心身ともに安らぐひととき。(^-^)
内の海の風景を前に見ながら一言。「今日も来ちゃった!」 

 6時すぎ「さあ、ほなボチボチ行こかあ」と釣り開始。
頭の中は1投目からボラが団子を突付いて来るイメージ。「団子投入」着低後糸を張り反応を待った。数秒待って反応無。
「う〜ん、すべっとんかあ」と言いながら手で刺し餌を抜こうと糸を掴んだ時、「フワッ!」と触って来た。「居るわ」それを後ろでパンを食べながら見ていた北氏もすぐ釣り開始。「ほんまや、居る居る」

1投目からボラが居ると釣り人の活性も上がって来る。「これ今日は二人で20〜30枚は釣らなあかんなぁ(^0^)v」とええ調子!
しかし、その調子もつかの間…チヌの気配はともかく、ボラのやる気も今ひとつ上がって来ない。
「まあ まだ早いし こんなもんかあ?」と思いながらエサ取りとたわむれて居る。
後ろの北氏に「ボラ、やる気無いやろう」と言うと「え〜っ? こっちガンガンやでえ〜!」 と言って来た!
「うそやろう〜 (^_^;」 これはアカン!寄せ負けしとる!

 自然と団子を打つ回数が増える。エサ取りはいるが本命のアタリが無い、潮はゆっくりと鏡島の方へ流れている。
暫く経ち、7時00ごろになるとボラの活性も安定してエサ取りを散をらしてくれ、かなりやる気が出て来た。しかし、その分ボラが刺し餌を吸い込むので少し釣りづらい。そんな中、後ろで「アカン!吸い込みやがった]と北氏の声。
振り返ると苦笑いしながら豪快なやり取り「かなんわ〜」と、その時、ふと向こうを見るとええタイミングで通り掛かった船頭の船。
気が付いたのか船体をこちらへ向けニコニコ(^-^)しながらやって来た。「エライもん見られてもたわ〜」と北氏。

「ん〜北君、・・・・40点!」 朝から冷やされた。ボラを掛けた時 船頭の船の動きには要注意で有る。
それから後、ボラに混じりチヌらしきアタリも出始め、空振りもするが合わせる回数も増えて来た。北氏の方も同じような状態が続いているみたい。
そんな中ミック、オキアミ、さなぎとエサを回して釣っていたのだが、ここでシラサを付けて流してみた。
竿1本ぐらい流した所で比較的大きなアタリ、まだ団子の際なので注意しながら送っていく。「今のん ボラのスレかなァ」と思いながらゆっくり糸を張り少し止めて誘い次に緩めた瞬間、ここまでのイライラを消し去るかのように穂先が押さえ込まれて行った。

「来たぁ〜!」型は小ぶりだが元気な25cm前後のチヌが上がって来た。「8時30分、本日1匹目をゲット!」ホットする瞬間(^0^)ノ!
続いて同じ位流した所で、2匹目ゲット!これはイケル、「連チャンするぞ〜」と気を良くしていたが2匹釣った所で何故か止まってしまい続かない。
「アレ〜!もう おわりかぁ?」今からと言う時にイライラする。
「まぁ〜こっちが先に釣れとるからええかぁ」と思いながら釣っていると、待ってましたかのように後ろで北氏が大きく合わした。
「へっへっへ〜、釣れたでぇ!」と同じような型のチヌをゲット。「やばぁ、続くんちゃうかぁ」こっちが当たらないので嫌な雰囲気(^^;)

 時計を見ると9時。へんな予感が当たって、単発ながら北氏が2匹、3匹とジワジワ追加していく。
それを尻目にこっちはなぜか2匹のまま…。「なんでやねん?」
そのうち食うやろうと思いながら、「5対2」もうええ加減に追加せんと離される。
少し焦る気持ちを押さえながら釣っていると北氏の方もあまり続かないようで合わせる間隔が空いてきた様子。

 暫くして、底潮がスピードダウン。ほとんど流れていない。
それでいて上潮は複雑に…。「あかん〜!海が重たい〜。」アタリが極端に減った。
「こんな調子やったら二桁も行かへんわ〜」・・・ とちょっと弱気!「これアタリ無いけど下にはいっぱい居るんやろなぁ〜?」と思いながら釣っていると「アカン!むっちゃ眠たなってきた!」と後ろで聞こえる。振り返ると、眠たそうにあくびを連発しているではないか。

 この男、潮が悪くなると必ずと言っていいほど寝る(-_-)zzz。これは「チャンス」!
「潮、動きだしたら起こしたるでぇ。」 と言うとカセの船首部分で大の字、前の日から寝不足していたのも有ってすぐに爆睡状態に入った。
しかしチャンスとは言っても今まで1回も彼が寝とる間に釣れた試しがない。「絶対 釣ったろう!」変に気合いが入る。

 10時半ごろから一人で釣り開始!暫く探って見るが当たらない。潮の動きが悪いので錘を外し完全フカセで探って見る。
相変わらずボラは元気だ!ボラに吸い込まれないようエサから針先がでないように刺し出来るだけ底に這わすイメージでじっくり探っていく。少し竿を止め糸を張る。その時にコツとアタリが有るが食い込んでこない…。「チヌと違うんかなぁ?」再度送って又止めるが当たらない。

今度は少し待つと ボラのスレアタリに混じりわりとハッキリとした前アタリが出た。少し送って行くと震えるように穂先がゆっくり入って行った!
「これやぁ!」 と思わず大合わせ「乗った!」小さいが元気なチヌが上がって来た。
やっぱり魚はいる。フカセにした事で食い気が出たのかも?とにかく嬉しい1匹だ。
「お〜い、釣れたぞ〜!」 と北氏を起こす…「うん!ガァ〜!」いびきで返事が返って来る。「1回起こしたからええやろう。釣ってもたろう(^v^)」

 同じようなイメージでエサをローテーションしながら、なんとか4匹追加。「6対5」と逆転!気を良くして釣っていると、11時半。
「ぐわぁ〜!何匹釣ったぁ?」 と北氏が起きて来た。「コレコレ」と生簀を指差して、「4つ!」 と言うと「こらあかん!」と竿を持ち釣座に戻った。
再び二人での釣りを開始。底潮も少し流れ出した。単発だがええ感じで追加していく。 12時半で只今11匹!
北氏の方もジワジワ追い上げて来て10匹!そのまま抜かれてしまいそうな勢い。なんとか二人で20匹を超えた。

午後2時ごろから港へ流れが変わるとボラの活性が一段と上がって、海面の見える所まで浮いて来ている。
潮は少し早いがエサ取りのチャリコが混じり始め、わりと最後までアタリが続いた。
北氏の竿には型の良いマダイが釣れたり、生簀も賑やかになってお互いに抜きつ抜かれつで、久しぶりに釣友と楽しい釣りができました。

3時45分納竿。結果22〜38cmのチヌを34匹とマダイ25〜45cm4匹でした。
16時の船で港に戻り全体の釣果を見ると、やはり今日も各筏、カセともよく釣れていた。
筏では数は少ないが型揃いで年無し「51cm」も上がっていた。

カセでは46〜40cmの良型チヌが8匹混じりで34匹に、ヒラメ実寸77cm(細川渡船新記録)が釣れたりと大賑わいであった。
今の時期、カセでは連日二桁釣りは当たり前のようで、潮が良ければ30〜40匹、時には50匹を超える釣果も出ている。 
「台風の前後は狙い目!」
本日は改めて堂の浦の魚影の濃さと釣果の好調ぶりを見せ付けられながら、その中で「もう少し良型を釣りたかった」
と、次回に期待して堂の浦を後にした。


                                            
                                            激釣会 久保 尚義
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