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山本 徳善さん ・・・平成14年3月11日・・・


先日は、我が釣りの師匠「新谷」さんと釣行した際には大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。
天候にも恵まれ、充実・至福の二日間を過ごさせていただきました。

小生にとっては初めての堂ノ浦でした。
感想を一言で言うなら、「懐かしい」といった気持ちを抱きました。
初めての土地なのにとお思いでしょうが、かって学んだ紀 貫之の土佐日記の土佐日記に出てくる土佐泊やら、鳴門秘帖の舞台となった
馴染みの地名を目の当たりにしたからでしょう。
撫養町岡崎の蜂須賀氏の城も遠望することができました。

新谷さんらと釣りに行っても、「何しにきたのか」と言われるほど、釣り以外のことに興味を示すために何時までたっても上達せず、
師匠から怒られてばかりです。
せっかくお知り合いになれたのですから、今後ともどうぞよろしくお付き合いの程をお願いしま

堂ノ浦にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3月9日(土)快晴 3月下旬とも言えるくらいの陽気の中を、車は一路鳴門市堂ノ浦をめざし、神戸淡路鳴門自動車道を快調に走る。

きょうと明日は、師匠に誘われての「サヨリ釣り」である。
「池みたいな所や、大丈夫や」と励まされながらも、一応船酔い止めの薬を大鳴門橋付近で服用しておく。

この大鳴門橋真下の狭い水路が、渦潮の巻く鳴門海峡で、古来、航海の難所として知られてきた所である。
潮の干満の際、この狭い水路で最大2メートルの水位差が生じ、大渦巻きと共に水流音が響くので、「鳴門」の名称が生まれたと言われている。
ちなみに、ト(戸・門)とは、狭い水路になっている所を意味すると言う。

さて、釣りの方は、小生の船酔いを案じて、大型の筏で始めたものの食いが渋い。
様子を見に来た若船頭のアドバイスで、カセに場所移動。結果的にこれが大正解。
16時の納竿までとぎれることなく食いが続き、4時間強で3人で約200匹。

好天に恵まれた次の日が、初日以上の釣果だったこと、そしてまたこの日も「師匠」が竿頭であったことは言うまでもない。

「一体どのくらいのサヨリがいるんや」と言う、細川渡船の若船頭の言葉に象徴される「ウチノ海」と呼ばれる豊穣の海から、自然の恵を今後とも享受していくために、何時までも大事に大事に守り抜くことが、我々釣り人のささやかな使命でもある。

そしてまた、「釣り」に釣果はつきものではあるが、鶯のさえずりを聞きながら、「釣りして網せず」の気持ちもまた必要であることをあらためて痛感した堂ノ浦の釣行であった。

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