l a n t e r n
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![]() snow peak “天” |
![]() キャンドルランタン |
ランタンはキャンプの必需品です。テントの設営をしようにもご飯を作ろうにも日没後は灯りがなくてはどうにもこうにもはかどりません。まだ乾電池式のランタンを使っているときに電池切れで暗闇の中でテントを張ったことがありますが、心眼を見開いてなお苦行の業でした。ご飯を食べようにも真っ暗だと全然美味しくありません。つまり、ランタンは必需品です。そして灯りは実用のためだけではありません。キャンプの夜を彩 り落ち着きをも提供してくれます。だからこそ他のギア同様にランタンにもこだわりたい物です。 まず、今メーンで使用しているのは誉も高いsnow peakの“天”です。『ガスランタン』ですね。ガスランタンのメリットはその明かりの強さです。光量 を必要とすればガソリンランタンと並んで明るいです。“天”の場合は電球での80wに匹敵します。な〜んだ、たった80wと思う無かれ。かなりの光量 ですよ。付け加えて“天”は他のガスランタンに比べてもその収納サイズは抜群にコンパクトなのが売りです。“天”に限らずsnow peakのラインナップは実際のフィールドでの検証のたまものですね。例えば、他メーカーには必ず付いている吊り下げ用のクサリが“天”にはありません。テントの中で吊り下げながら使用して一酸化炭素中毒にならないようにとのアイデアなんです。結構好きなブランドです。一方、ガスランタンの欠点はそのメリットであるはずの光量 が強すぎるという場合があることとよく云われます。またガスが吹き出す「しゅーーーー」と云う音が少々うるさく思うかもしれません。タケダはその口です。なんか落ち着きたいキャンプの夜がせわしなく感じてしまうことがあります。まぁ、馴れてくればこの音も「あ〜、この感じこの感じ」っと心地よくなって来るのかもしれませんが。 これからちょっと・・・いや、かなり注目しているのが『キャンドルランタン』です。闇を揺らめきながら照らす柔らかい灯りはとても情緒があるのではないでしょうか。古典的ではありますが最新機器が無くしてしまった物が此処にはありそうです。(便利や発展と云う目的は我々の生活を豊かにしない。っというのがタケダの持論です。)少々足りない光量 も一説にはこれで充分と云う人も居るらしいですしね。写真のキャンドルランタンはタケダの持っているランタンの中では最も古株ですが実はまだ未使用です。最初はオブジェとして購入した物なので勿体なくて使えません。今度、実働用のキャンドルランタンを新たに購入してこの情緒を味わってみたいと思っています。これからはキャンドルランタンの時代が来ますよ、きっと。キャンドルランタンの取り替えようキャンドルには虫除け蝋を使った物もあります。古典的であるが故に知恵が光ります。 今までよく使っていたのが『電気ランタン』ですが、どうもこれがいけません。確かに電気ランタンは充電とか乾電池とかの燃料に当たる部分の供給が非常に容易ですし点火(点灯と云うのか)はスイッチをひとつ押すだけ。つまりは『便利』です。そして実際に火を使わないので、もしもランタンを倒してしまっても安全です。そして暑もありません。これらも『便利』です。しかしながら上記のタケダセオリーにあるように(便利=豊か)ではないのです。その光は他の形式のランタンに比べればとても冷たい感じがします。また着火の時の儀式めいた作業も必要なく、それが冷たい使用感をも感じさせます。つまり、大切なのは情緒とか趣であり、それが“豊かさ”だと云いたいです。どうぞ、そういう物差しを持ってみて下さい。 |
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snow peak |
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PRIMUS |