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江戸時代のくらしから日本人の知恵と技を学ぶ



藤ア富実子(TOSS南国港free−way)

2007.1.20に四国女教師合同学習会でD表TOSS授業ライセンスを受講した修正指導案です

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現在の環境問題は、毎日大量のエネルギーやモノを消費する私たち、一人一人の暮らしぶりが原因となって発生しています。昔の日本人の暮らしは、モノをとても大切に使って限られた資源を上手に活用していました。現代の私たちが学べるものはないでしょうか?

説明1.江戸時代の人々のくらしを見てみましょう。江戸の人口は100万を超え、ロンドンやパリをしのぐ世界最大の都市でした。

発問1.神田川の絵です。川がきれいなのはなぜでしょうか?ノートに書きましょう。

・ごみを捨てなかった

・魚や生物がたくさんいた

説明2.ごみを川に捨てることを禁止し、ごみは集めて船で川下まで運び、埋め立て地にするというシステムができていました。江戸は清潔で美しい町でした。

説明3.長屋では、共同のゴミ捨て場があり、共同の便所では排泄物も下肥として集められました。農村に配分され、野菜と交換されました。

発問2.江戸時代は竹をたくさん利用していました。竹で何を作っていたでしょうか?ノートに書きましょう。

   ・かご 

   ・ほうき

説明4.尺八、熊手、ざるやかご、垣根、凧、竹馬などのおもちゃ。まだまだたくさんあり、じつに多用な物に使われていました。

発問3.竹製品がいらなくなると、どうしますか?

  ・燃やす

  ・捨てる 

説明5.自然素材なので最終的には土に帰り、環境をよごさない道具でした。

発問4.リサイクルの仕事をする人もたくさんいました。どんな仕事があったでしょう

 ・紙くず拾い ・灰買い ・傘の骨買い ・下駄の歯入れや ・たがや ・古着屋など   

発問5.夜の明かりは、行燈を使っていました。行燈は、どのくらいの明るさだと思いますか?
1.懐中電灯くらい
2.ろうそくくらい
3.ろくそくよりもっと暗い

説明6.ろうそくより暗い明かりです。行燈の明かりでも読めるような墨色が濃い出版物がつくられていました。浮世絵はなぜあのように詳細な線や色かというと、行燈の下で詳細に照らして初めてわかる線だからなのです。
 また、裁縫や着物を着るときでも何でも、非常に多くのことが手探りだったのでだんだんに指先が鋭敏になって、見なくてもいろいろなことがわかり、人間の能力や感性を開発していったのです。


指示1. 今日の学習でわかったこと、気づいたこと、思ったことを書きましょう。

  

  
《参考HP》 

 江戸社会から学ぶhttp://n-geneki.com/edo_menu.htm 

 自然の摂理から環境を考えるttp://env01.cool.ne.jp/ss04/ss041/ss0414.htm#005

《参考文献》  

 大江戸リサイクル事情 (講談社文庫)石川英輔

 大江戸えねるぎー事情(講談社文庫)石川英輔著

 大江戸えころじー事情(講談社文庫)石川英輔著

 環境先進国江戸(講談社文庫)鬼塚 宏著  




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