恋 

こんにちは。
書き始めは何年か前ですが、
本格的に作り出してからはかなり早く仕上げてしまった作品のひとつです。

確かタイトルから思い付いて作り始めた作品でしたが、
あまりに中休みを取り過ぎてタイトルと結びつかなくなり現タイトルへと変更しました。

最初から短編季節物のつもりでしたから、かなりサクっと仕上げるつもりでした。
独りのらりくらりとイブの街を徘徊し、
玄関先で再会したあと、まぁ有ってもキスシーンまでで良いかなぁ・・・と。

ところが、どう言う訳かあんな流れになって、若干のベッドシーンが混ざって
(実は特5レベルで作るつもりになってました)
プロポーズまで行ってしまいましたね。

シリーズ的には最後なので別に後悔はしてません。
ハッピーエンドが好きなんです。



さて
年瀬も押し迫っておりますが今年も遣り残した事がいっぱいです。
来年こそは・・・とはもう意気込みませんが、
コツコツと新作をアップして行こうと思います。

どうか気長にお付き合い下さいm(__)m





'06.12.29 杜水月

↓以下本編後日談、です。











人でなし 恩知らず 泥棒猫
人の部下に何を吹き込みやがった!

プロポーズをしただけだ

がっ!?
なんっだそりゃっ!!

変か?


・・・じゃないが急だろう?

そうでもないさ
香佑志も二つ返事で受けてくれたぞ

あー、そうかよっ
誰がのろけ話を聞かせろと言った?

俺は事実を話しただけだが

が〜 ムカつくっ!!
大体何で納会の最中に渡米の相談を受けなきゃいけないんだ。
クリスマスくらい段取りを付けてやれとは言ったが、
連れてって良いとは言ってないぞ。

年始には間に合うように返すから別に問題無いだろう?

今現在の話をしてるんじゃない。
清水は俺の大事な部下なんだっ
辞められると困るだろうが。

あ? 辞める?
何で香佑志が会社を辞めるんだよ。

何で、って辞めなきゃ渡米なんて・・・
あ゛っ!

有るだろう?
会社を辞めずに香佑志がこっちに来る方法。

あー あー あ〜
有った・・・かなぁ

そもそもあそこは俺が居た時から人手不足の支社でもある。
香佑志の英会話にお前も付き合ってくれてたなら
今のレベルも分かってるだろう?
不足分は当然俺がフォローするから、後はお前の一存だ。

ふんっ、俺を追い詰めやがったな。

何を言ってる。
追い詰められてるのは俺の方なんだ。
無茶を承知で頼んでる、他に頼れる人間も居ないから・・・。
これ以上どう言えば納得してもらえる?

・・・・・・ははっ

? どうした?

やっぱりお前はここを離れて正解だったな。
で、清水を選んだ事も大正解だ。

なんだ、いきなり。

納得したって事だよ。
無茶なようでもちゃんとお前は筋を通してくれてる。
俺一人がゴネたって離れないんだろう、お前たちは?

まあ、な・・・

会社にも段取りって物があるからな、
急には無理だが春頃には行けるようなんとかしてみるよ。
清水の転勤は結婚祝いって事でどうかな?
了解?

了解。

ああ、それともうひとつ。
新居には俺専用のゲストルームを付ける事が条件、でどうだ。

喜んで、受けさせてもらうよ。
・・・ありがとう









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