優駿2 
  -the first step towerd fortune- 

どうもこんにちは。
この作品、去年12月前半から作りはじめて、結局仕上がりは今です。
何と言っても後編の清水香佑志と千早勝徳の車中での遣り取りには
非常を通り越して異常に時間が掛かりました。
評価は別としてようやっと仕上がったぁ…と、つくづく感じています。

さて、お気付きでしょうが前偏と後編の間にあるお話は中編では無く“補”編。
前後編を仕上げた後、優駿の出番があまりに少ない事に気付いて
慌てて作ったのでつまりおまけです。
有ればより深い設定が分かりますが、
補編は読まなくてもそれなりに話は通るはず…、多分。

話は変わりまして今回の作品は続編なので、
当然の事ながら前作からの絡みが幾つか入ってます。
前編のオリエンタルな香りの煙草については、
前作を読み直すほどの事も無いかと思いますが、
FMラジオから流れてきた『Don't smoke in bed』はちょっと分かり難いかもしれません。
本編中でも書きましたが訳は『ベッドで煙草はよくないわ』です。
前作品中にドサクサ紛れにそう言う会話が入ってます。
スタンダードジャズの名曲です。

それから『Ditto』なる単語ですが、何故この言葉なのかと言いますと…
7,8年くらい前に『ゴースト』と言う映画が流行りまして、
この映画のラストシーン。
不慮の事故死の後ゴーストとなり使命を全うしたサム(パトリック・スウェイジ)が
天国に召される直前に愛の言葉をマリー(デミ・ムーア)に告げた後、
彼女が返している言葉が『Ditto』ではなかっただろうかと思い出して使ってみました。
確信は持てませんし杜が聞き取ったわけではないのですが、
“同上”と言った意味合いの言葉を使っている事は確かです。
その聞き取った方曰く「珍しい使い方」なのだとか。

あと、毎度毎度登場する(既に必須に近いアイテム)アルコールですが、
カミュは言わずと知れた高級ブランデーの事です。
以前家に1本有ったのですが夫の出張中に杜が殆ど一人で飲んでしまいました。
夫には多少責められましたけどとても美味しかったです、ハイ。/(^.^)

本編の最後にも書きましたが、このシリーズは一応これで完結です。
続編が幾らでも作れそうですが今の所全く予定は有りませんので、
2人はきっと幸せにやっているのだろうと思ってやって下さい。

近頃次回予告の出来ない状態ですが、また必ずお会い致しましょう…


'00.3.29 杜水月


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