愛しのフレディ 

さて、今回は言い訳する事が沢山あるような無いような…。

あらかじめサブタイトルのページにも書いておきましたが、
このお話しは小さな場面の寄せ集めです。
しかもいつもならボツになってしまうようなシーンばかりです。
じゃあ、ただの余興で3ヶ月も引っ張ったのかと言うと決してそう言うわけではなく、
もともとこれは今後お話しを続けるにあたっての伏線用にだけ作った話しなのです。

登場人物がやたら多いのもそのせいで、
キャラクター募集と言う1周年企画が実現したのも、
このお話しだったからこそでしょう。
(重ね重ね、エントリーして頂いた方々には深く御礼申し上げます)

冒頭、瀬田睦と成澤桂樹の絡みから入りましたが、
まぁ言えばこれも伏線のひとつで、
やはりこのお話しのメインはタイトル通り、フレディに会いたいと言う事です。
けれど彼のキャラクター作りは全く必要無かったですね。
喋った台詞は『スミマセーン』の一言だけだし…。

以前にも書きましたが今回のお話の中にも
実話を元にしたシーンが幾つか入ってます。
例えば第10話(見逃してくれよ)での橘郁と松前和臣のホテルの会話は、
中学時代の同級生の実体験が元になってますし、
第11話(SPY)にある『兄ちゃん、良い目つきしてるねぇ。ウチの組、来ない?』
って台詞は、平日の昼間に大阪・梅田を歩いている若い男性ばかりを狙って、
『お兄さん、良い身体してるね。自衛隊来ない?』
と自衛隊への勧誘が行われていると言う噂がベースになってます。
(この噂は杜が十代の頃いかにも真実のように巷に流れてました)

そう言えば全然関係無いですけど近頃ラブホテルと言うのは
ファッションホテルと呼ばれるようになってるそうですね。
で、元来からあるただヤるだけってイメージを払拭した、
かなりお洒落な装いやサービスをしているホテルもあるのだとか…。
育児に追われボヤボヤしている間にも時代は確実に流れているようです。

と言う所で次回予告ですが本編ラストにも書いた通り、
小西優也と橘郁がメインのお話しです。
まだ掛かりしか作ってませんが普通にJuneする予定です。

それではまた、お会い致しましょう…。

’00.11.15 杜水月


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