働ケドモ働ケドモ我ガ暮ラシ楽ニナラズ


 私の周りに起こる色々なことを、つれづれなるままに記録しています。
 そこはかとなくものぐるおしけれ。

11月30日(火)晴れ
 患者さんの相談があって、久しぶりにM田S二郎師匠に電話する。実は先週、K知県立中央病院で、新聞報道を賑わす事件があったのである。治療用に使用する放射性同位元素のセシウムが紛失し、科学技術庁が調査に来たのである。「先生、大変そうですねー。」と陣中見舞い。「おー、一杯書類書いて大変よー。この病院来て、一番仕事した。」とのこと。例の東海村の事件の後なので、マスコミ報道も厳しいようである。名物、中央病院の大忘年会も今年は自粛だそうである。私の所に週刊誌が取材に来たら、どうしよう。内情を知る元・職員とかいって、顔にモザイク、音声を変えて、「そう言えば、裏マニュアルがあって、バケツでセシウム汲んでました。」とか言ってみましょうか?

11月28日(日)雨
 県知事選挙があった。開票速報があった。なぜか、開票率1%で現職のH本D二郎知事の当選確実がでた。そりゃ、あんまりでしょ。もう少しねえ、気を使ってあげたら?

11月27日(土)曇り
 朝のNHK連続テレビ小説を見ていて思った。主人公の父親ろくさん(藤岡弘)が何者かに「俺はあんたの過去を何もかも知ってるんだ。」と脅迫されていた。そ、それは、昔、改造人間だったとか、ショッカーと戦っていたとか、そういうことでしょうか?

11月26日(金)晴れ
 昨日に来町された高知県地域医療担当理事K野先生は午前中、町長と面談である。私は、外来をしていた。外来で患者さんを診察していたら、診察室の戸が開いて誰かが入ってくる音がした。よく、痴呆のお年寄りが訳が分からず入ってきたりするので、またかと思い顔を上げた・・ら、K野先生だった!「じゃ、わしは帰るからの。」と挨拶をして頂いた。あやうく、看護婦さんが追い出すところだった。大変。

11月25日(木)晴れ
 高知県の担当職員2人と高知県地域医療担当理事のK野先生がやって来た。この時期に来町される用事と言えば、他でもない来年の人事のことのである。各医師が一人ずつ呼ばれ、面談をする。4人の医師の面接が終わったのは、午後8時近くになっており、そのまま、高級焼肉店O味O味亭で懇親会となる。

11月24日(水)晴れ
 毎週、火曜日に介護認定審査会があるのだが、昨日が勤労感謝の日であった関係で今日になるはずだった。しかし、たまには休もうとの意向から、お流れになった。急に暇になったので、T田医師とともに高級居酒屋Iとりどりに行く。今日、T田医師は大学から車で来る途中に、パチンコ屋に強盗が押し入った関係で検問があり渋滞に巻き込まれた。少々、お疲れ気味だったが、最近、私が雑誌で目にした完全変形ゲッターロボ(4万8千円)の話で盛り上がり、買おうかどうしようか真剣に悩んでいた。

11月23日(火)晴れ
 勤労感謝の日だというのに、当直である。仕事も相変わらずあるし、風邪は引いたし・・シャクティーパットなら一発で治るかなあ?

11月20日(土)晴れ
 町長秘書がこの15日に女児を出産した。その町長秘書のお母さんがやって来た。何でも掃除中に脚立から転落したとのことである。「おめでとうございます。」と思わず言ってしまった。お母さんは「ありがとう」と言いながら痛さに顔をゆがめていた。検査の結果、肋骨骨折が判明。入院となる。まったく、おめでたくない。

11月19日(金)晴れ
 会議の後、保健福祉支援センターの幹部職員と高級居酒屋Iとりどりで酒を呑んだ。隣の席に見慣れない中年男性が居た。あまり気に留めずに10時過ぎまで呑む。居酒屋を出ると、救急車がこちらに向かってくる。仕事か? 救急車は近くにある梼原町唯一の信号機のところで停まった。公衆電話の近くで男の人が倒れている。救急隊員によると腰が痛くて身動きがとれずに自分で救急車を呼んだとのことである。あれ?さっき、酒を呑んでいた男性である。元気そうに歩いていたのに。しかも公衆電話は階段の上にあるのに、道路まで降りているのも変だ。彼は、今日、宇和島市からヒッチハイクでここまで来たとのことである。病院に向かう救急車を見送りながら、何か胡散臭さを覚えた。O崎所長に、「あの人、変だよ。きっと今晩の宿を探しているんだよ。」と話をした。
 病院に着いた彼は案の定、「入院させてくれ」の一点張り。当直のS田医師とたまたま出てきていたM場医師が対応したが、どう見ても仮病くさい。酔ってるし、「福祉事務所を呼べー」、「仕事ができないのは診断書のないせいだー」、「診断書を書け、やぶ医者!」と騒ぐ始末。入れ墨もしてるし。交番のお巡りさんに来てもらった。本署に照会してもらうと無銭飲食など、なんと前科35犯の人だった。お巡りさんに連れられて、歩いて帰っていった。本人の希望通り、須崎市まで送り届けたらしいが、こんな事しながら全国をまわっているのかなあ。世の中には色んな人が居るものである。ひとつ心配なのは病院の診療費がどうなるかである。

11月17日(水)晴れ
 恒例おやぢの会に出かけた。K上婦長がはじけていた。酔っぱらったS本土建の社長が寄ってきた。自称、梼原の草刈正男の社長は、明日、病院に中村名物F屋の「T作さん」を届けると約束していった。

11月15日(月)雨のち晴れ
 その男は、普段は役場職員になりすましているが、本当はオッケーマンなのである。普段は、つつがなく役場の仕事をこなす、おとなしい男なのである。旧・梼原診療所の最後の事務長であったこともある。しかし、ひとたび酒を呑むと、オッケーマンに変身するのである。宴会で最初は静かに酒を呑んでいた男も、開宴後、約1時間もすれば、「オッケー!!」のかけ声と共にオッケーマンに変身する。
 約2週間前、仕事を順調にこなした彼は、そのまま宴会に出かけオッケーマンに変身した。そのまま夜のパトロールに出かけ、名誉の負傷をし、救急車で運び込まれてきた。泥酔状態のオッケーマンに「オッケー?」と聞くと「オッケー!」と答えていたが、翌日、肋骨骨折と腓骨骨折が明らかとなった。整形外科T田先生に診察して頂こうと連れていったら、T田先生曰く、「あ、この人見たことあります。ハッピーマンですよね・・」。ちがう、ちがう、オッケーマンだっつーの。頑張れオッケーマン、もうすぐ退院ですよ。

11月14日(日)晴れ
 というわけで・・・

祝、土佐高校サッカー部全国大会出場!!

 全国高校サッカー選手権大会高知県予選で私の母校、土佐高校サッカー部が初優勝した。今年の年末年始はテレビで応援だあ。そう言えば、M田S二郎師匠は土佐高校サッカー部のOBではなかったでしょうか?今場所は土佐の海も調子がよろしいし、どうしちゃたんでしょう、秋の珍事かな?

11月11日(木)晴れ
 今日は今年3回目のインフルエンザの予防接種の日であった。啓蒙活動が効を奏したのか、多くの希望者が殺到し、外来はごった返していた。私もインフルエンザの予防接種を射ってもらった。痛くて涙が出た。注射嫌い・・・

11月10日(水)晴れ
 今日は、病院の送別会である。送別会は異様な盛り上がりを呈し、久しぶりに鍋の蓋が杯として廻っていた。私は鍋蓋で3杯も飲まされた。H利理学療法士は日常生活態度がよくない、と送別されるN島看護婦に説教責めに遭っていた。このままでは死んでしまうと感じ、事務長とともに密かに脱出し、別の飲み屋でのんびり話をしていた。ところが、その静かな飲み屋にやかましい酔っぱらい集団がやってきた。病院職員であった。撃沈した。

11月8日(月)晴れ
 今日から妻子が居ない。東京ディズニーランドに出かけたのである。まったくいいご身分であるが、私は静かな数日を手に入れたことになる。今日は保健福祉支援センターの歓迎会であった。

11月7日(日)晴れ
 今日は、娘の七五三である。もろもろの事情により、長女は数え年、次女は満年齢での七五三である。こういうイベントは一度に終わった方がベターなのである。子供の手を引き、会場に着くと、すでにそこは子供と親の泣き声と怒号の混じり合う戦場であった。綺麗な着物を着付けてもらった後、引きつった顔で写真におさまり、あとは自由行動になる。近くの神社にお参りである。以上でン万円の出費である。幸い、長女の着物の帯がきつくて「早く着替えたーい」と騒いでくれたおかげで、はやく引き上げてお務め終了となる。

11月5日(金)晴れ
 朝、6時半にモーニングコールがあり病棟に呼ばれたせいなのか、すっかり風邪を引いてしまった。そのまま外来をしていたが、患者さんに心配され、風邪には大根おろしと蜂蜜を混ぜて飲んだらいいと教えてくれる患者さんまで居た。試してみようかなぁ。

11月3日(水)晴れ
 松原地区の運動会に出かけた。ここには小学校があったが、今春、最後の卒業生が卒業し、休校になったのである。しかし、区の主催で運動会を継続していくことになっており、私も御案内を受けた。娘二人を連れて、運動会に参加した。娘はお菓子をもらったりしてご満悦である。私は地区の人に松茸をお土産に頂いた。娘の居ない間に妻は羽を伸ばしていたようだ。
 病院に帰ってきたら、先日から酷い目に遭っているM場医師が当直であったが、今日は無事に済んでいるとようであった・・・と安心したのも束の間、自宅で一人暮らしのお年よりが急死しているとの連絡を受ける。M場医師のお祓いがそろそろ必要かも知れない。

11月1日(月)晴れ
 久しぶりの出勤である。仕事がたっぷり貯まっている。暫く留守にするのはいいけど後がねえ・・とここまでは先週と同じ展開であったが、午後1時半に救急隊から要請があり、交通事故現場へ行く。トラック同士がトンネル内で正面衝突していた。現場は修羅場と化しており、運転手は車体に挟まれており、レスキュー隊も駆けつけ車体を切断したりして救出するのに1時間もかかる。これは一刻一秒を争うと判断し防災ヘリの出動要請をする。ところが高知県のヘリが整備中なので来れないとのこと。愛媛県にお願いすることになったが、高知県との話がうまく行かず、結局1時間以上待たされた。何のためのヘリなのでしょう?
 ヘリにM場医師が同乗して行くことになる。患者さんの容態が思わしくなかったので、婦長も一緒に行くことになった。可哀想なのは、人数が多くなると燃料が足りなくなるとの理由で、梼原で降ろされたヘリコプターの隊員である。まさか、不案内な土地に置き去りにされて、陸路で帰ることになろうとは思いもよらなかったことでしょう。
 私は病院で死体検案書を書いて、家族に説明をし、ともあれひどい一日が終わった。


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