12月29日(火)晴れ
お隣さんの日吉村診療所の当直に出かけた。涙ぐましい病診連携の努力である。決して、当院の倍以上ある当直料と半分以下の患者数に惹かれたわけではない、、と思う。楽勝の当直をこなし、当直室で年賀状を書きながら過ごす。眠くなって昼寝する。夕方、S田医師と交代し家に帰って、子供を風呂に入れ、辰吉の防衛戦を見た。ボクシングの世界戦で必ず向こう正面に座って丸めた紙を振って応援しているおんちゃんが今回も居た。このおんちゃん、いつもこの位置に座り、日本人のチャンスになるとすぐ立ち上がってしまい、後ろのお客の顰蹙を買っている。誰なんだろう。
12月28日(月)晴れ
今日で御用納めである。官公庁は明日からお休みなのである。我々公立病院も当然休みなのであるが、入院患者さんはいるし、こういう休みの日に限って急病人が来たりするので当直はある。おまけに来月早々にはレセプト作業が待っている。そういえば、頼まれていた訪問看護婦さんの勉強会のスライドも作らにゃいかんし、12月31日付で平成10年の記録をCD-Rに焼き付けにゃいかん。結構忙しい。そういえば、今日は長女の5歳の誕生日である。
12月26日(土)晴れ
22日の日記にも書いたが今日はケアマネージャの講習会の日であった。実は忘れていた。午前中、病院で仕事をしていたら係りの人から「来てないんですが良いのでしょうか?」という電話がかかってきて思い出した。すまんことです。
気を取り直して、M田S二郎先生宅に年末恒例クエパーチーに出かけた。最近、M田S二郎先生が優勝したゴルフコンペY田杯のカップを拝ませていただいた。おいしいクエ鍋をたらふく食べながら、ドンペリ、名前の知らないワイン、M田S二郎吟醸酒、雲の上の雫、と飲みすすみ、なんと午前一時までおじゃましてしまった。おくさん申し訳ございません。この日、私は絶好調で、帰りに妻と共にラーメン、餃子を食べて家に帰った。妻は帰ってから吐いた。クエは下水道に流れたらしい(僕は寝てたから知らない)。
ところで、パーチーの席上、驚愕の事実が明らかになったが、ここでは言えない。「王様の耳はロバの耳っと」
12月25日(金)晴れ
昨日ほどでなかったが外来が忙しかった。午前中の外来が午後1時半までかかった。さすがに5時間喋り続けると顎が疲れる。
12月24日(木)晴れ
年末になると、病院が忙しくなる。たかが、1週間の休みなのに、患者さんからみるととてつもなく長い休みに感じるようで、普段、受診してないような人まで病院にやってくる。今日は、S田医師の外来であったが、午後3時頃まで続いていた。今日の外来患者数は300人を越えており、これは梼原町の人口の7%にも匹敵する数である。明日の私の外来が怖い。
12月22日(火)晴れ
今日から、介護支援専門員(ケアマネージャ)の講習会が始まった。10月の試験で合格した人を対象に40時間だったかな?の講義を受けさせて正式にケアマネージャにするものである。グループを5つに分けて講習会をしている。今日はAグループの講習会であり当院からも3人の職員が参加している。私は、Cグループに割り当てられているが、色々考えた末、受講しないことにした。元々、私が試験を受ける動機は、誰も合格しなかった場合に困るということであった。梼原町は予想外の健闘をし、12名の合格者がでた。私が今後ケアマネージャの仕事をするとも思えないし、国のモデル事業を見ていても、これは私がしなくてもいい仕事とだと感じたからである。折角、試験に合格したのに勿体ないとの意見もあるが、まあ、いい。決して、受講料の13,000円が惜しかったから、また、初回受講日が12月26日であり、クエパーチーと重なったから、受講をやめた訳ではないことを強調しておこう。
12月20日(日)晴れ
biglobeの勝手な都合により、メールアドレスが変わることになった。これがなかなか面倒くさい、まずは、参加しているメーリングリストに変更の手続きをとる。メーリングリストによっては、削除のメールと新規参加の二通のメールが必要の事もある。個人的にメールをやりとりしている人には、こちらからメールを出すときに変更の旨を知らせることにする。しばらくは、新旧両方のアドレスの新着メールをチェックしなくてはならない。というわけで、このページをご覧の皆様で、私にメールを出されることのある方は、新アドレスawatani@mse.biglobe.ne.jpにお願いします。
12月18日(金)晴れ
今日は、私の33回目の誕生日である。新婚当時ならともかく、今となっては、妻もごく普通の日と認識しているようである。まあ、私も今晩は忘年会が入っているし、この歳になれば誕生日自体さして嬉しいものでもない。誰からもおめでとうと言われることもなく、いつものように仕事にいく。ところが、ある患者さんに「先生、誕生日おめでとう」と言われた。なんで知ってるんだろう? 夕方、薬屋さんが、お祝いにとケーキを持ってきた。なんで知ってるんだろう? 家に帰るとNYに居る高校時代の女友達から誕生日おめでとうのE-mailが届いていた。ちょっと嬉しかった。
12月17日(木)晴れ
久しぶりに県立中央病院肝胆膵カンファレンスにでかけた。ここ2ヶ月ほど、介護保険関係の会議などが多く、参加できなかった。M田S二郎先生からは、クエパーチーの御案内を頂き、当日持参するプレゼントとして、SPEEDのベストアルバムとの指定を受けた。昨年はファミコンソフト牧場物語を指定されたものの、置いている店がなく、数件探し回ったことを思えば今年は楽勝であろう。
12月15日(火)晴れ
年末のご挨拶に出かけることにした。K反田消化器内科、県立中央病院、T南病院、K知医科大学、Kろしお病院に行き、検診、画像伝送などにお世話になっている先生に直接お会いして年末のご挨拶を申し上げた。手ぶらというわけにもいかないので梼原町特産のキジ肉を持参した。県立中央病院放射線科M田S二郎先生の所へお伺いしたら、先生は開口一番「猿の肉じゃないだろうな?」とおっしゃった。しまった、その手があったか・・
12月14日(月)晴れ
今日、松原診療所に行くとS元看護婦に「持って帰って下さい。」と紙の包みを手渡された。包みの表面に「鹿」と書いている。し・か?「罠にかかった鹿をもらいましてね。」え?「刺身でも食べれるんですけど、タレをつけて焼き肉が美味しいかしら?」え?鹿の焼き肉?先週の猿に続いて今週は鹿である。ここは、日本か?野生の王国じゃあっー!でも結構美味しかったケド。
12月12日(土)晴れ
当院、事務長のご子息がめでたく結婚式を挙げることになった。呼ばれて高知市まで出かけた。梼原からバスに乗り、車中で酒を飲み、会場に着いた頃はすっかり酔っぱらっていた。会場で県立中央病院放射線科のK松技師になぜか声をかけられた。「先生っ!何でこんなとこにおるが?」「S和さんこそ、どういておるがよ?」K松技師は新婦の従兄弟だそうである。いやあ世の中狭い。
12月10日(木)晴れ
約1ヶ月続いた介護保険の要介護認定モデル事業も今日でまとめとなった。100人の要介護認定を行い、色々な勉強をした。会では介護保険に対する問題点を大いに論じたが、所詮机上の空論である。会が終わってから皆と一緒に居酒屋に出かけた。指導にきたK幡保健所のA木氏も一緒に飲んで、そこで本当の話をした。いやあ、A木クン、勉強になったろー。しかし、A木氏はキャンディキャンディの最終回について熱弁を振るい、あまり私の話を聞いてはいないようでもあった。
12月9日(水)曇り
今日は、社会福祉法人カルスト会の忘年会である。毎年、参加しているがこの忘年会は元気がある。踊れ、歌え、食えー!という状態で大騒ぎになる。二次会でも歌いまくり、特に印象的だったのは、普段声の大きいT崎看護婦がマイクを持つと蚊の鳴くような声になること、普段声がよく聞き取れないG保先生がアライグマラスカルの歌を川西路中にこだまするような大音響で熱唱したことであろう。
12月7日(月)雨
松原診療所の診療が終わり、昼食を食べに出るため外に出た。丁度、診療所のH岡事務長と一緒になった。H岡事務長は「実は土曜日に、普通は撃たれん物を撃ちましてね。」と話す。よくよく聞くと野猿だとのこと。事務長は有害動物駆除委員をしており、人に害を及ぼす野生動物の駆除を許可する特権を持っている。実は、5年ほど前にもH岡事務長が往診先で猿を銃殺するのを見たことがある。その後、騙されて、その猿の肉料理を食べさせられた苦い経験を思い出した。
さて、今日の昼食を食べに近くのTいや旅館に入った。今日の昼食は鳥の手羽先と、ホウレンソウの白和え、肉と大根の生姜煮、山芋の吸い物であった。食べ終わって、旅館の小母ちゃんにお金を払ってお礼を言った。実はこの小母ちゃんはH岡事務長の母親である。小母ちゃんが「健(=H岡事務長)が何か言いよりませんでしたかね?」と妙なことを聞く。「?」「いや、先生に食べさせてくれと健が肉を持ってきたが、何の肉か聞いても言わんがよ。今日、出してみたけど何の肉じゃろうね?」し、しまった。謀られた。また猿の肉を食ってしもうた。でも結構おいしかったケド。
12月6日(日)晴れ
昨日、高知で同門の勉強会&忘年会があり高知市で飲んだ。妙な盛り上がりを見せ、12時半まで飲んだ。他の者はお茶漬けの店Nごやまへと三次会に進んだが、私は疲れていたので帰って寝た。
昨日の疲れも抜けないが、今日は第14回高知県リハビリテーション研究大会に参加した。眠かったが、結構面白かった。時節柄、介護保険の話が中心であった。パネルディスカッションも介護保険の話題である。保険医協会の某氏が些か強引な発言をし、皆の失笑を買っていた。
12月3日(木)晴れ
今日は、検診で要精査となった方の大腸ファイバーの検査があった。この検査自体は日常茶飯事なのだが、今日の患者は私を指名して来られたらしい。実は、町民誰もが知っている町のお偉いさんなのである。大腸ファイバーは決して楽な検査ではない。ファイバースコープの入り方によっては痛みを伴うこともある。強い鎮静剤を使って眠って頂いてやる方法もあるが、私は無麻酔でやっている。決して患者さんを苦しめるためでない。確かな技術力があれば痛みは殆ど無いし、万が一事故が起こったときに麻酔で意識が無いとわからないという危険もあるからである。
ともあれ、お偉いさんの大腸ファイバーが始まった。お偉いさんだから特別扱いはしないつもりであった。ところが楽勝に検査が進む。盲腸までファイバーが到達するのに約10分であった。あんまり楽勝なので回盲弁を通り過ぎて小腸まで入ってみた。「普通はここまで入らないんですけど今日は特別ですよ。」(あ、特別扱いしてしもうた。)ともあれ、直腸にポリープがあり、これを切除した。非常に感謝された。よかった、無事終わって。