疥癬



 夏の暑い日、特別養護老人ホームで難治性の湿疹の患者さんがいた。疥癬というダニによる皮膚炎を疑った。この疥癬虫、正式にはヒゼンダニといい、施設で流行することがある。布団とか衣類を介して蔓延するらしい。以前には自衛隊で流行したこともあるとか・・
 さて、嘱託医のM場医師は皮膚科に紹介したのであるが、皮膚科医の返事は、NOであった。普通の湿疹の治療をしてみる。しかし、よくならない。再度紹介。やはり、NOである。やはりよくならないので、電話をして相談してみる。皮膚科医は気分を害したのか、「そんなにいうなら、自分で顕微鏡で見てみてください。」とのコメント。指の間のカサカサをスライドグラスに乗せて、顕微鏡で見たところ、右のような虫体が2匹ほど見えた。
 この写真はI井医師のデジカメを持ってきて、顕微鏡の接眼部にくっつけて撮影した物である。意外と綺麗に撮れるものである。この写真を印刷してコピーしたり、メールに添付して配布したりして各地で驚愕の渦を巻き起こしていた。すばらしきかな文明の利器。これぞ、IT革命!! 施設では、バルサンを燻煙することになる。これは昔から一緒。

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