歌集『ぼくのさんび』(1980年9月14日)

1980年夏、香川県で行なわれた青年ファミリーキャンプに来ておられたひとりの青年が、私がさんびのうたを作っているのを知って、「数曲楽譜を送って下さい」「いいですよ」と約束したことがきっかけで、少しまとまった歌集をつくろう、という気になったのが、この本のできたいきさつです。

私は音楽のことは何もわからないのですが、とにかく新しい歌、また自分の歌、自分の心で神さまをさんびしたいと思いました。
今読んでみると何とも不出来なものですが、これも「あかぎまんワールド」には違いありません。

収録した14曲のうち、1と2は聖書のことばに、3〜5は「まばたきの詩人」といわれた水野源三さんの詩に、曲をつけたものですので、ここでは完全な私のオリジナルである6〜14の歌詞を紹介したいと思います。

歌集『ぼくのさんび』
  1. 詩篇24
  2. ローマ1の16
  3. 私のちかくに
  4. 朝祈る前に
  5. 私の知らないところで
  6. あめがふっても
  7. せかいでいちばん
  8. キリストさまを
  9. イエスさまはおっしゃった
  10. わたしがまだ
  11. わたしの神さまは
  12. あの山をこの道を
  13. ラザロよ
  14. クローバー

6. あめがふっても
あめがふっても
かぜがふいても
こわがることは ありません

かみのみこの
主イエスさまが
ともにおられるから

7. せかいでいちばん
せかいでいちばん こどもたちを
あいしているのは だれでしょう
それはイエスさまだ

8. キリストさまを
キリストさまを しんじれば
こころにはなが さくようだ
ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ

9. イエスさまはおっしゃった
  1. 漁師が網うつ ガリラヤ湖
    ペテロとアンデレに おっしゃった
    「わたしについて おいでなさい
    人とる漁師に してあげよう」

  2. 夜中にこっそり イエスさまを
    たずねたニコデモに おっしゃった
    「人は新しく 生まれねば
    神さまの国を 見られません」

  3. サマリヤ旅して 井戸のそば
    水くむ女に おっしゃった
    「くんでも尽きない 生ける水
    あなたの心に あげましょう」

  4. しもべのいやしを 願い出た
    百人隊長に おっしゃった
    「あなたの信仰は すばらしい
    信じたとおりに なるように」

  5. 大風大波 ガリラヤ湖
    こわがるお弟子に おっしゃった
    「どうしてそんなに こわがるか
    信仰のうすい 人たちだ」

  6. しるしを求めて イエスさまに
    たずねる人たちに おっしゃった
    「わたしは天から 来たのです
    わたしがいのちの パンなのだ」

  7. 友だち訪ねた ベタニヤで
    忙しいマルタに おっしゃった
    「いろいろ気遣い してますが
    大切なことは ひとつです」

  8. お祈り教えて 下さいと
    たずねるお弟子に おっしゃった
    「天の神さまに 祈りなさい
    祈りつづければ きかれます」

  9. 小さな子供を 抱き寄せて
    イエスさまお弟子に おっしゃった
    「この子のように なりなさい
    素直な心で 信じなさい」

  10. いちじく桑から イエスさまを
    見ている男に おっしゃった
    「ザアカイ急いで 降りなさい
    あなたのおうちに 泊まります」

  11. 貧しいやもめが 2レプタを
    ささげる姿見て おっしゃった
    「だれよりもたくさん 投げ入れた
    あるだけ全部を 入れたから」

  12. 最後のばんさん パンを取り
    お弟子に与えて おっしゃった
    「これはわたしの 体です
    わたしを覚えて こうしなさい」

  13. 最後のばんさん ぶどう酒を取り
    感謝をささげて おっしゃった
    「罪赦すために 流すもの
    わたしを覚えて こうしなさい」

  14. 血の汗流した ゲツセマネ
    三度も祈って おっしゃった
    「わたしではなく 神さまの
    みこころ通りに なるように」

  15. イエスさま三日目に よみがえり
    マグダラのマリヤに おっしゃった
    「この喜びの 大ニュース
    早く弟子たちに 知らせなさい」

  16. 主イエスの復活を 教えられ
    疑うトマスに おっしゃった
    「わたしの手足に さわりなさい
    信じる者に なりなさい」

  17. いちばん大事な 命令を
    最後にお弟子に おっしゃった
    「すべての国の 人たちに
    この福音を 伝えなさい」

10. わたしがまだ
  1. わたしがまだ 神も知らず
    そのめぐみも 知らなかったとき
    かみは御手を ひろげて
    わたしを待って おられた

    (くりかえし)
    悔い改めよ わがたましい
    主を待ちのぞめ わが心よ
    全くゆだねよ わが主に

  2. わたしがまだ イエスも知らず
    そのなまえも 呼ばなかったとき
    イエスはわたしを 愛して
    とうといいのちを 捨てられた

    (くりかえし)
    (くりかえし)

11. わたしの神さまは
  1. わたしの神さまは 愛のおかたですから
    こんな罪人さえ 赦して下さる

  2. わたしの神さまは 力あるかたですから
    どんな困難にも 耐えてゆけます

  3. わたしの神さまは めぐみゆたかですから
    いつも変わらず ささえて下さる

  4. わたしの神さまは 不思議なかたですから
    こんなわたしさえ 用いて下さる

12. あの山をこの道を
  1. あの山をこの道を 主は歩まれた
    あの丘でこの村で 主は教えられた
    ああ イスラエルの地よ ヨルダンの川よ 語れ
    人となられた 神のすがたを
    人となられた 神のすがたを

  2. ゲツセマネの園で 主は祈られた
    ゴルゴタの丘で主は 十字架につかれた
    ああ エルサレムの町 オリーブの山よ 語れ
    罪人ゆるした 神のすがたを
    罪人ゆるした 神のすがたを

13. ラザロよ
  1. 「ラザロよ 出て来なさい」と
    主イエスは 呼びかけた
    悲しみに つつまれた
    暗い墓の 中に
    「あなたとわたしを 隔てている
    大きな石を とりのけなさい
    わたしのもとで わたしの栄光を
    あらわす者と なりなさい」

  2. あなたも 聞こえないか
    主イエスの 呼び声が
    悲しみに つつまれた
    暗い心の 中に
    「あなたとわたしを 隔てている
    罪の石を とりのけなさい
    わたしのもとで わたしの栄光を
    あらわす者と なりなさい」

    「わたしのもとで わたしの栄光を
    あらわす者と なりなさい」

14. クローバー
きのう どろにまみれ
しおれてた クローバーが
けさは つゆにぬれて
しっかりとたつ

こんなちいさな くさでさえ
主よ あなたは
こころをくばられる
La・・・・・・・
La・・・・・・・